メリット

マンションは周囲との格差を感じにくいメリット

マンションは周りとの格差を感じにくい メリット

戸建てなら、ボロ屋の隣が豪邸ということも

一軒家なら同じエリアでも、家ごとに様子はかなり異なります。

「狭い土地にあるボロい平屋のとなりに、広い土地にある豪邸」というケースもあるわけです。

大事なのは、

「土地の広さ・建物の大きさ・庭の様子などから、所有者の経済的状況はある程度予想できてしまうこと」

です。

高級住宅街に、無理やり狭い土地に極狭住宅を建てたとしても、「お金のない見栄っ張りが住んでいる」と思う人もいるわけです。

古い一軒家で庭に雑草がボーボーと生えた状態を放置すれば、「雑草を駆除するお金さえないのか?」と思われてしまいます。逆に、近くの豪邸には定期的に庭師が来ているのを目にすれば、自分との経済格差を感じてしまうわけです。

自分がボロい平屋に住んでいるとして、外に出る度に、となりの豪邸の前を毎日のように通り過ぎるのは、ちょっと切ないかもしれません

自分はボロい平屋で軽自動車、となりは豪邸でベンツなら、自分と相手を完全に比較しないのは難しいのではないでしょうか。

ボロい平屋で十分満足な生活ができていたとしても、となりが豪邸なら、なんとなく比較して劣等感を感じる日々を過ごしてしまうかもしれません。

周囲と自分を比較してしまう癖がある人は、近隣の建物が豪華だと、あまり気持ちよく住めない可能性があります。

マンションなら見た感じは同じ

マンションなら、区分ごとに部屋の間取り・広さ・レイアウトは異なりますが、戸建てのように、外から見ても基本大きな違いがないのがメリットです

廊下から見ても、ドアが並んでいるだけで見た目は同じです。つまり、外から見ただけでは、自分の家の経済状態が知られにくいのがメリットになります

世帯年収が400万円の家族でも、夫婦共に正社員で世帯年収が1000万超えだとしても、廊下やベランダなどの外観はみんな一緒なので、格差を感じさせる要素は基本ないわけです。

もちろん1LDKよりは3LDKのほうが豪華ですが、知り合いでもない限り、廊下ですれ違った程度では、戸建てのように格差を感じることはありません。

同じマンションの最安値と最高値の部屋でも、差額は1000ー2000万円程度とすれば、最高値の区分所有者も、実際にはそれほど思いっきり見栄を張れるほどの立場とも言えません(自慢してくる人も時々いますが)。

マンションの格差は住んでいる階数

「マンションは一切格差がない」というわけでもありません。マンション内の代表的な格差が

「住んでいる階数」

です。

同じマンションでも、低層階の北側の部屋と、最上階の南向きの角部屋なら、販売時の値段で1000-2000万円以上の差があるのは一般的なことです。

分譲マンションなら、マンション内の住人と交流をするにつれて、誰が何階の何号室に住んでいるのか徐々にわかってきます。ちなみに、自分から言わなくても、住民同士の会話で自然と広がっていきます

例えば、同じマンション内でママ友ができたとして、自分は2階の陽当たりの悪い北側の安めの部屋、ママ友は最上階の1番高い部屋なら、何となく格差を感じてしまうでしょう

相手から「あなたの区分は、このマンションで最安値のところですね」のようにストレートに言われることはないでしょうが、上から目線で接してくる可能性もあります。

「今日は富士山が綺麗に見えるわね~」みたいに、高層階に住んでいることをマウンティングしてくる人も中にはいるわけです。

特にこの階数格差を感じやすい場面がエレベーターです。

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