マンションは気密性が高いから戸建てほど寒くない
一軒家と比較する場合、マンションのメリットで最も挙げられる点の1つが
「部屋の気密性」
です。
マンションの部屋は狭いことが多く、比較的あたたかい(極寒にはなりにくい)のがメリットです。
さすがに半袖一枚で過ごすわけにはいきませんが、一軒家ほどの寒さにはなりません(1-2月の真冬日なら、二重サッシのマンションでもかなり寒く感じます)。
マンションなら、暖房で19-20度と低めの温度設定+弱運転でも、快適に過ごせる暖かさになります。
ちなみに、マンションは気密性が悪いから空気が悪い、と時々言われますが、それはずっと窓を閉じたままにしている場合です。
気密性が高いマンションでも、窓を開けて換気をしたり、24時間換気をオンにしている限り、空気が悪くなる心配は基本ありません。
高層階ほど暖かくなる
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に流れると言われるように、同じ冬のマンションでも、低層階は特に寒く、高層階になるほど(少しは)暖かくなります。
高層階に住んでいる人が、同じマンションの低層階の部屋に行ってみると、同じマンションとは思えないほどの寒暖差にビックリする人もいます。
ただし、いくら30ー40階の超高層タワーマンションといっても、暖房なしで過ごせるほど暖かいわけではありません。あくまでも、低層階に比べると寒くない、という意味です。
冬の電気代を節約できる
気密性の高いマンションなら、冬でもガンガン暖房を付ける必要はありません。
暖房を付けても、温度は20ー21度の設定で十分です。マンションなら各部屋が狭い傾向にあるので、暖房の強さも「弱」で十分です。
低めの温度+弱運転で十分なので、自然に電気代も馬鹿高くはなりません。
一軒家だと、家のつくりによっては非常に寒く、高めの温度設定で強運転、または灯油ストーブを使う必要があります。
そう考えると、マンションの冬の電気代は安く済むのがメリットです。
実際に、知り合いの親戚の方が旭川に住んでいるのですが、高い灯油代が馬鹿らしいということで、戸建てを売却して、駅近くのマンションに引っ越したという話を聞きました。
夏のエアコン代は高くなる傾向
冬のマンションは戸建てほど寒くならないので、戸建てほど電気代がかからないメリットをお伝えしましたが、逆に夏はかなり暑くなります。
真夏日でも、戸建てなら窓を全開にしておけば、風がある日は、それなりに涼しくなります(ならない日も多いですが)。
しかし、真夏日のマンションはサウナのような蒸し暑さになります。特に高層階だと蒸し暑さは顕著になります。
暖かい空気は上に流れ、しかもマンションはもともと密室ですから、エアコンを入れないと室内の気温が40度以上に達することもあります。
熱中症を防ぐためにも、高くなる電気代のことを考えても、エアコンはケチらずに使ったほうが無難です。