マンションは階段がないから移動が楽
メゾネットタイプやロフトがあるマンションを除いて、マンションの住居内には階段がありません。寝室とリビングの間もすぐ移動が可能で、階段がある一軒家に比べるとラクです。
特に高齢になると、1階と2階の上り下りが面倒になるので、高齢化するほど、マンションは住みやすい環境と言えます。
また、高齢になって(または高齢者になる前でも)、もし車椅子生活になってしまったら、2階建てでも、1階でしか生活できないため、2階に寝室があっても使えないなどの無駄が発生してしまいますが、マンションならそのような心配もありません。
怪我のリスクも下がる
階段で懸念すべきなのが
「階段で転ぶことによる怪我」
です。
特に高齢者になるほど、階段で転ぶことによる怪我には要注意です。高齢になって骨折をすると、回復するまで1年以上かかるケースもあります。
注意すべきなのは高齢者だけではありません。
階段は若い方も注意が必要です。若いとはいえ、転び方が派手だと、骨折などの大けがをする可能性があります。
特に寝室が2階で、トイレが1階にしかない場合、深夜にトイレをするために起きると、寝ぼけた状態で階段を降りることになるため、転倒のリスクも高まります。
もしマンションなら、階段の転倒リスクがなくなるので、その分怪我する確率も低くなると言えます。
ただし、階段がないマンションでも、つまずいてコケるリスクはあります。
寝たきりになるリスクも下がる
階段での転倒ですが、特に高齢者は要注意です。なぜなら、高齢者は階段で転倒してしまうと、寝たきりになるリスクが高くなるからです。
床での転倒はその場で倒れるだけですが、階段での転倒だと、何段も下に転げ落ちてしまうこともあります。
転倒時の衝撃が大きくなるので、股関節骨折なんてしてしまったら、寝たきりになるリスクも上がるわけです。
階段のないマンションなら、転倒の可能性はありますが、一気に寝たきりになるレベルぐらいの、派手は転倒は防げる確率が高くなります(マンションでも100%防げるわけではありません)。
一生過ごす住まい(または終の棲家)なら、転倒による怪我リスクを下げるためにも、階段のないマンションのほうが適していると考えることもできます。
平家にするのもあり
「マンションは嫌だ」
「でも階段の転倒リスクも避けたい」
という方におすすめなのが平家です。
同じ戸建てでも、平家なら1階建てになるので、マンションのように階段もなく、階段での転倒リスクもなくなります。
平家だと、階段の転倒リスクだけでなく、「移動が楽チン」「戸締りが楽チン」など、2階建てにはない他のメリットも得られます。